化粧品成分辞典

アスパラギン
アミノ酸のひとつで、アスパラガスから抽出されたことにより名付けられました。筋肉疲労などでたまった乳酸をエネルギーに変える働きがあり、運動時の持久力アップや疲労回復に役立つ成分です。スポーツドリンクにも使用されています。
(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー
アクリル酸NaとアクリロイルジメチルタウリンNaからなる高分子化合物。製剤の粘度を調節するとともに、乳化を安定させる働きがあります。
乳液やクリームなどに用いられています。
アーチチョーク葉エキス
アーチチョークはキク科の多年草で、和名をチョウセンアザミといいます。この葉に多く含まれているシナノピクリンは、メラニンの働きを抑制する
美白成分として注目されています。また、抗シワや毛穴の引き締め作用も報告されています。
アクリル酸ナトリウム
アクリル酸のナトリウム塩です。アクリル酸の重合体であるポリアクリル酸ナトリウムとして用いられています。油脂分を乳化分散される効果があり、
一種の界面活性剤とみなされています。増粘剤、乳化安定剤として、化粧品や生理用品に使用されています。
アサイヤシ果実エキス
アマゾン地帯に生息するアサイヤシの果実から抽出したエキスです。アサイーとも呼ばれています。果実1粒あたり5%程度しかない可食部に、
強力な抗酸化作用で知られるポリフェノールや鉄分、カルシウムなどの栄養素が豊富に含まれています。
アスコルビルグルコシド(持続型ビタミンC誘導体)
不安定で壊れやすいビタミンC(アスコルビン酸)にグルコース(ブドウ糖)を結合させて安定性を高めたものです。熱、光、水、酸素の影響を
受けにくく、ビタミンC本来の特性を発揮できます。
アスコルビン酸Na
美白作用や抗酸化作用のある、アスコルビン酸(ビタミンC)にリン酸を結合させたナトリウム塩です。水溶性ビタミンC誘導体とも呼ばれています。
安定性が高く、皮膚への浸透率が高いのが特徴です。
アセチルオクタペプチド-3
ペプチドの1種であるアルジルリンに2つのアミノ酸を結合したものです。SNAP-8(スナップエイト)とも呼ばれています。「塗るボトックス」の異名
を持ち、表情筋の緊張を緩和して、表情ジワの改善を目指します。
アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム
ヒアルロン酸ナトリウムの水酸基(ヒドロキシル基)の一部をアセチル基に置き換えたもの。水に溶けにくい「疎水性」と水に溶けやすい「親水性」の両方の性質を兼ね備えているため、皮膚への吸着性が高く、保湿力に優れているのが特徴です。
アセチルテトラペプチド-5
目の周りのケアに特化した機能性ペプチドです。アイクリームなどに配合されています。血流を促進し、目の下のシワやたるみ、クマなどにアプローチして、健やかなハリと弾力のある目元へと導きます。
アセチルヒアルロン酸Na
ヒアルロン酸ナトリウムをアセチル化したものです。医薬部外品における表示名称は、アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム。通常のヒアルロン酸よりも保水力が高く、肌なじみも良いことから「スーパーヒアルロン酸」とも呼ばれています。
アセチルヘキサペプチド-8
スペインにある製薬会社が開発した、植物由来の合成ペプチド(アミノ酸)です。別名をアルジルリンといいます。ボトックス注射と似た働きをする
成分で、目元や額のシワ、ほうれい線などを目立たなくする作用があります。
アゼロイルジグリシンK
アゼライン酸の誘導体です。アゼライン酸は小麦や大麦、ライ麦などの穀類に含まれる成分で、海外ではニキビケア治療薬として広く使われています。肌のキメを整えて、健やかに保つ働きがあります。
アデノシン
ATP(アデノシン三リン酸)の代謝産物で、生体内のいたるところに存在する物質です。血行促進や育毛作用を持ちます。シワの改善に効果的な成分としても知られ、フェイスクリームやアイケア製品などにも用いられています。
アデノシン環状リン酸
ATP(アデノシン三リン酸)から合成された、純度の高い環状アデノシン一リン酸です。皮膚細胞の新陳代謝を活発にする細胞賦活作用や、皮膚の炎症を抑える作用があり、肌を若々しく保ちます。
アマチャヅルエキス
アマチャヅルとは山や野原に自生するウリ科のツル植物です。葉に甘味があることから名付けられました。アマチャヅルの葉から抽出したエキスには、高い保湿力と収れん作用があり、肌のキメを整えながら、みずみずしいうるおいで満たします。
アミノカプロン酸
人工合成されたアミノ酸です。抗プラスミン作用があり、プラスミンによる炎症やアレルギー症状を改善します。皮膚刺激を抑制する成分として化粧品などに配合されるほか、出血および歯周炎予防する目的で、歯みがき、口腔ケア製品に使用されます。
アミノ酪酸
アミノ酸のひとつで、アミノ基の置換位置により「α-アミノ酪酸」「β-アミノ酪酸」「γ-アミノ酪酸」の3種類に分けられます。このうちγ-アミノ酪酸はGABA(ギャバ)の名で知られ、リラックス効果や睡眠の質を高める作用があると報告されています。
アラニン
非必須アミノ酸の1種です。しじみやレバーなどに含まれ、すっきりとした甘味があります。肝臓の働きをサポートし、アルコールの代謝を促進します。また、糖を合成する原料としても用いられ、運動時のエネルギー源として役立ちます。
アラントイン
小麦の芽やコンフリーの葉などに多く含まれる成分です。皮膚組織の修復を活性化させるとともに、炎症を鎮めて傷の治りを早める効果があります。
医薬品や化粧品に幅広く配合されており、やけどや湿疹、肌荒れなどの皮膚トラブルに用いられています。
アルギニン
天然に存在するアミノ酸のひとつ。血管を拡張させて血流をスムーズにする働きがあります。有害なアンモニアを体内から除去するのにも役立ちます。また、免疫力の向上や疲労回復などにも有用です。
アルファアルブチン
江崎グリコ株式会社が開発した新しい成分です。従来のベータアルブチンと比較して、10倍以上の美白効果があることが報告されています。
メラニン合成に関わる酵素チロシナーゼの働きを阻害して、シミ・そばかすを防ぎます。
安息香酸Na
代表的な合成保存料です。カビや細菌の繁殖を防ぐ効果があります。水に溶けやすいため、清涼飲料水や栄養ドリンク、しょう油、シロップなどに
使われています。食品以外にも、化粧水やシャンプーの防腐剤としても使用されています。

イソプロパノール
エタノールと似た性質を持つ、無色の液体アルコールです。細菌類に対してエタノールと同程度の殺菌作用があり、消毒用アルコールとして使用されることもあります。水と油の両方に溶ける性質があるため、工業品や医薬品などに幅広く用いられています。
イソヘキサデカン
炭素数16の分岐脂肪族炭化水素です。高いエモリエント作用があり、肌のうるおいを保ち、皮膚を柔らかな状態に整える働きがあります。スキンケア
からボディケア、ヘアケア、メイク用品に至るまで、化粧品全般に幅広く用いられています。
イソロイシン
必須アミノ酸のうち、筋肉の合成に重要な役割を担うBCAA(分岐鎖アミノ酸)のひとつです。筋肉に多く含まれ、運動時のエネルギー源になります。
筋肉痛の予防や疲労回復を助ける働きもあるため、運動前後に摂取すると効果的です。
イチゴ果実エキス
イチゴの果実から抽出されたエキスです。イチゴには抗酸化物質であるビタミンCをはじめ、アントシアニンやフラボノイドなどのポリフェノールが豊富に含まれています。果実のエキスには保湿、美白効果があり、美容成分として化粧品に使用されています。
イチョウ葉エキス
イチョウの葉を乾燥させて抽出したエキスです。ドイツやフランスでは、医薬品として利用されています。フラボノイドやギンコライドなどの有効成分が含まれ、血行促進や血栓防止、記憶の改善、認知症の予防などに効果的です。
イノシトール
動物や微生物に広く分布する成長因子のひとつ。ビタミンとしては正式に認められていないものの、ビタミンB群の1種と考えられています。
保湿や皮膚シワ改善、脱毛予防を目的として、化粧品やヘアケア製品などに含有されています。
イノシン酸2Na
生物の体内に存在するアミノ酸の一種で、かつお節や煮干しなどのうま味成分です。うま味調味料に使用されています。保湿や湿潤作用、エモリエント効果があり、化粧品やヘアケア剤などにも配合されています。

エタノール
アルコールの1種で、酒類の主成分です。エチルアルコール、酒精(しゅせい)ともいいます。揮発性のある無色透明の液体で、特有の芳香を持つのが
特徴です。研究・実験から消毒までさまざまな用途に使用されています。
エチルヘキシルグリセリン
グリセリンの誘導体です。グリセリンと同様の保湿効果があります。抗菌作用や消臭作用があることから、防腐剤を軽減する目的でも使用されている
成分です。肌への刺激が少ないため、敏感肌用の化粧品にも配合されています。
エチレンジアミン四酢酸ニナトリウム
エデト酸(EDTA)の二ナトリウム塩です。微量に混入した金属による品質劣化を防ぐ保存料として、金属イオンを捕らえて排除する金属除去剤として
使用されています。また、石けんや化粧水の透明化のためにも用いられています。
エデト酸二ナトリウム
エデト酸(EDTA)の二ナトリウム塩です。エチレンジアミン四酢酸ニナトリウムともいいます。カルシウムやマグネシウム、鉄、銅などの金属イオンの働きを抑制し、製品の酸化や変色を防ぐ働きがあります。
塩化K
塩化カリウム。無色もしくは白色の結晶、または結晶性の粉末です。苦味を伴う塩味があり、塩化ナトリウムの代用品として、多くの減塩食品に配合されています。食品以外にも、医薬品や工業品など幅広く活用されています。
塩化O-[2-ヒドロキシ-3-(トリメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエチルセルロース
カオチン(陽イオン界)面活性剤です。ポリクオタニウム-10ともいいます。毛髪や肌の表面に薄い膜を形成して、外からのダメージを防ぎます。
帯電防止作用や髪にハリとコシを与えるコンディショニング効果があり、ヘアケア製品に配合されています。
塩化アルキルトリメチルアンモニウム
陽イオン性の界面活性剤です。化粧品表示名は、ベヘントリモニウムクロリド。静電気の発生を防ぐ作用や毛髪を保護する働きがあるため、ヘアコンディショナーやヘアトリートメント剤などに用いられています。
塩化カルシウム
カルシウムと塩素の化合物です。海や山など自然界に存在する物質なので、安全性は比較的高いと認識されています。
ミネラル成分のひとつで、肌を引き締める作用や化粧品の硬度を調整する作用があり、スキンケア化粧品に使用されています。
塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体液
水溶性のカチオン性ポリマーです。皮膚や髪の表面に付着して薄い皮膜を形成し、保護する働きがあります。髪のきしみを防いだり、泡立ちを良くしたりする効果があり、シャンプーやヘアコンディショニング剤などに使われています。
塩化ナトリウム
塩素とナトリウムの化合物。一般に販売されている「食塩」は、塩化ナトリウムを99%以上に精製したものです。体液の浸透圧を調整して正常な状態に保ったり、神経や筋肉の働きを調整したりする働きがあります。

オウレンエキス
オウレン(黄連)は、日本の以南や中国四川省などで自生または栽培されている薬用植物です。この根から抽出したエキスには、鎮静、抗潰瘍、抗炎症、
抗菌作用があり、漢方薬やスキンケア化粧品などに用いられています。
オクテニルコハク酸デンプンAl
無水オクテニルコハク酸とトウモロコシデンプンを反応して得られるアルミニウム塩です。水分や油分を吸収してベタつきを抑える働きや、肌の質感や感触を向上する働きがあり、メイクアップ化粧品に多く使われています。
オクトクリレン
紫外線を吸収する性質がある化学物質です。UVB(紫外線B波)吸収による紫外線防御や、化粧品を紫外線から保護して退色・変色を防ぐ働きがある
ため、日焼け止め化粧品やメイクアップ化粧品に配合されています。
オドリコソウ花エキス
シソ科の多年生植物、オドリコソウから抽出したエキスです。頭皮や毛根を正常な状態に保つ働きがあります。収れん作用、消炎作用、肌荒れ防止作用などもあり、育毛目的以外にも、化粧品やシャンプーなど幅広く使用されています。
オリゴペプチド-34
成長因子であるTGFβをより安全に使用する目的で合成された成分です。TGP2ともいいます。メラニンの合成に関与する酵素チロシナーゼの活性を
抑制し、メラニンの発生を根本から抑えることにより、美白効果をもたらします。
オルニチン
通常のアミノ酸のようにタンパク質を構成せず、血液中を単独で巡る「遊離アミノ酸」のひとつです。肝臓の働きをサポートするほか、成長ホルモンの分泌を促す作用や、有害なアンモニアを解毒する機能があり、健康維持に重要な役割をはたします。
オルニチンHCL
しじみなどに含まれるオルニチンを体内に吸収しやすい形にしたもの。オルニチン塩酸塩ともいいます。肝臓の働きを助けて健康を維持する、遊離アミノ酸の1種です。成長ホルモンの分泌を促す働きもあります。
オレイン酸Na
不飽和脂肪酸であるオレイン酸のナトリウム塩です。石けんの原料となる成分で、冷水にも温水にもよく溶け、高い洗浄力と起泡力を有しています。
固形石けんをはじめ、スキンケア製品やボディケア製品、メイクアップ化粧品など幅広く用いられています。
オレイン酸ソルビタン
オリーブオイルなどに含まれるオレイン酸と糖アルコールの反応により得られる成分です。水と油を馴染ませる働きがあり、乳化安定剤として用いられています。スキンケア化粧水やメイクアップ化粧品に配合されています。