化粧品成分辞典

海藻エキス
海藻から抽出したエキスにグリセリンを加えたものです。海藻特有の粘液質多糖類(ポリサッカライド)をはじめ、アミノ酸、ミネラル、アルギン酸
などの成分が含まれています。優れた保湿効果や皮膚再生機能があります。
加水分解エラスチン
肌のハリと弾力を支えるエラスチンを加水分解して低分子化し、肌に浸透しやすくしたものです。高い保湿力が認められ、肌荒れの防止や皮膚を柔らかく保つ働きがあります。皮膚や毛髪の保護改善、肌に柔軟性をもたせる目的で、化粧品に用いられています。
加水分解ムコ多糖
別名を植物性コンドロイチンといいます。ムコ多糖のヒアルロン酸とよく似た性質を持ち、肌の保湿力と弾力性を向上させる働きがあります。化粧水や乳液、まつ毛美容液などに使われています。
カプリリルグリコール
多価アルコールの一種です。高い吸湿性と保水性を有しているため、化粧品の保湿剤として広く使われています。抗菌作用に優れていますが、パラベンなどに比べると刺激が少ないのが特徴です。パラベンフリーの化粧品の防腐剤としても用いられています。
カミツレ花エキス
キク科植物カミツレの花から抽出したエキスです。抗炎症作用、抗菌作用、収れん作用、血行促進作用があります。スキンケア化粧品やボディケア
製品、ヘアケア製品などに幅広く用いられています。
カルニチン
アミノ酸の1種です。肉類に多く含まれるため、ラテン語で肉を意味する「carnus」に由来して名付けられました。筋肉や心臓などに多く存在し、脂質のエネルギー代謝に不可欠な成分です。脂肪燃焼促進効果があり、ダイエット用サプリメントとして注目されています。
カルボマー
合成ポリマーの1種です。正式名称をカルボキシビニルポリマーといいます。元来は白色の粉末ですが、アルカリ剤などで中和すると、とろみのある粘液へ変化するのが特徴です。適度な粘度を与える目的で、化粧品やボディケア製品などに使用されます。

キイチゴ果実エキス
バラ科植物キイチゴ(ラズベリー)の果実から抽出されたエキスです。ビタミンCや有機酸、ペクチン、エラグ酸、フラボノイドなどの成分が含まれています。保湿や美白効果があり、スキンケア化粧品やシャンプーなどに使われています。
桔梗根エキス
キキョウ(桔梗)はキキョウ科の多年生草本植物です。その根はサポニンやイヌリンを多く含み、生薬として利用されています。鎮咳去痰作用や
整腸作用があります。また、保湿成分として化粧品にも用いられています。
キサンタンガム
デンプンをキキサントモナスという細菌で発酵させて得られる多糖類です。増粘剤や安定剤として食品に添加されるほか、スキンケア化粧品や
メイクアップ化粧品、洗浄剤などに使用されています。
キシリトール
キシロース(木糖)に水素を添加して得られる糖アルコールの1種です。虫歯予防効果があることで知られ、ガムや歯みがき粉などに配合されています。また、肌を乾燥から守る保湿剤として、スキンケア化粧品などにも用いられている成分です。

グアニル酸2Na
生体内に存在するアミノ酸のひとつで、シイタケのうま味成分です。うま味調味料として工業的に生産されています。肌や髪にうるおいを与えて水分を
保持する働きがあり、保湿剤や保水剤として化粧品に使用されています。
クエン酸
レモンやみかんなどの柑橘類や梅干しに含まれる酸味成分です。収れん作用があり、肌のキメを整える効果や、pHバランスを調整して肌を健やかに保つ働きがあります。スキンケア化粧品や洗顔料、ボディケア製品などに配合されています。
クコ果実エキス
ナス科の植物で、中国では古くから不老長寿の妙薬として珍重されてきました。ビタミンやミネラル、必須アミノ酸などの栄養成分を豊富に含んで
います。美白作用や抗酸化作用、免疫増強作用に優れています。
クマリン
セリ科やミカン科の植物の葉や花に存在する芳香族化合物。桜もちに代表される甘い香りの主成分です。バニラに似た特徴的な芳香にはリラックス効果があり、化粧品の芳香剤として使用されています。
クランベリー果実エキス
クランベリーはツツジ科ツルコケモモ属の小果樹で、北米の三大フルーツに数えられています。ビタミンCを多く含み、保湿効果や美白作用、肌荒れ
予防作用があります。抗酸化効果や抗菌効果のあるプロアントシアニジンも含有しています。
グリコール酸
AHA(フルーツ酸)の1種で、サトウキビやパイナップルなどに含まれている成分です。角質を柔らかくして、古くなった角質を除去する働きがあり、ケミカルピーリングの基剤としても使用されています。
グリシルグリシン
グリシンというアミノ酸が2個つながったものです。皮膚細胞内のイオンバランスを整えて、角化異常がもたらす毛穴の開きを改善する働きがあります。整肌保湿成分として化粧品に用いられています。
クリシン
フラボノイドの1種で、トケイソウやチャボトケイソウ、ソリザヤノキなどに含まれます。プロポリスにも含まれる副産物です。抗酸化作用や抗炎症作用があります。アイケア化粧品やシート・マスク製品などに使用されています。
グリシン
もっとも単純な構造をしているアミノ酸で、動物性タンパク質の中に多く含まれています。角質層の天然保湿因子(NMF)の主成分であるアミノ酸を
構成する成分の1つで、高い水分保持力を有します。保湿剤として、化粧品に汎用されています。
グリセリン
アルコールの1種です。無色透明の粘り気のある液体で、甘味があります。水分を吸着しやすい性質があり、古くから保湿剤や柔軟剤として用いられてきました。安全性も高く、化粧品をはじめとしてさまざまな製剤に使用されています。
グリセリンモノ2-エチルヘキシルエーテル
グリセリンに2-エチレンへキシルアルコールをエーテル結合させたもの。保湿性や抗菌作用、においの原因菌を抑制する作用があります。保湿剤や
消臭剤として、化粧品やデオドラント製品などに使用されています。
グリチルリチン酸2K
甘草(カンゾウ)の根茎から抽出したグリチルリチン酸にカリウムを結合して水に溶けやすくしたもの。抗炎症作用や抗アレルギー作用があります。
肌や髪への刺激が少ないことから、薬用スキンケア化粧品や育毛剤、シャンプーなどに広く用いられています。
グリチルリチン酸ジカリウム
グリチルリチン酸2Kの医薬部外品表示名称。甘草(カンゾウ)の根茎から抽出したグリチルリチン酸にカリウムを付加し、水溶性を高めたものです。
抗炎症作用や抗アレルギー作用があります。
グリチルレチン酸ステアリル
甘草(カンゾウ)の根茎から抽出して作られたグリチルレチン酸の誘導体です。ステアリルアルコールをエステル結合させて脂溶性を高めることにより、クリームや軟膏類などの乳化物への配合を可能にしました。抗炎症・抗アレルギー作用に優れています。
グルコン酸亜鉛
グルコン酸の亜鉛塩。抗炎症作用や抗菌活性作用、DNA保護作用があります。肌荒れやニキビの炎症を抑えて肌を健やかに保つ働きがあり、
コンディショニング剤として用いられています。
グルタチオン
3つのアミノ酸(グルタミン酸、システイン、グリシン)で構成されたトリペプチドです。ほとんどの生体内に含まれ、肝臓では解毒作用に関与しています。抗酸化作用、メラニン生成抑制作用などがあり、美白化粧品にも使用されています。
グルタミン
タンパク質を構成するアミノ酸のひとつで、体内の筋肉や血液中に豊富に含まれています。胃の粘膜を丈夫にする働きがあり、胃炎や胃潰瘍の治療薬として広く使用されています。化粧品では、肌や髪のコンディショニング剤として用いられています。
グルタミン酸
天然タンパク質の主要な構成成分で、生体内代謝に欠かせないアミノ酸です。脳内にも多く含まれ、神経伝達物質として重要な役割をはたしています。皮膚や毛髪を柔軟する働きや保湿作用があり、石けんやシャンプー、リンスなどに使用されています。
クロスポリマー
シリコーン樹脂の粉末です。化粧品の使用感を良くするために使われます。水をはじく性質があり、ファンデーションに配合すると、汗や皮脂による
化粧くずれを防いで、サラサラとした感触を得られます。ソフトフォーカス効果にも優れています。
クロフサスグリ果実エキス
クロフサスグリとは、カシスのことです。果実エキスに豊富に含まれるアントシアニンは、抹消の血流を良くする働きがあり、眼精疲労や肩こり、腰痛などの緩和に役立ちます。化粧品では、保湿成分として使用されています。
クロミグワ果実エキス
クロミグワ(黒桑)の実から抽出したエキスです。抗酸化作用のあるポリフェノールやアントシアニン、フラボノイドなどが豊富に含まれています。
血流を改善する効果、視機能を改善する効果、抗炎症作用があります。化粧品の保湿成分として配合されています。
クロレラエキス
クロレラを熱水で抽出したエキスです。クロレラは、クロレラ科クロレラ属の淡水性単細胞緑藻類の総称で、湖や池に生息しています。タンパク質や、ビタミン、ミネラル、 アミノ酸、クロロフィルなどが豊富に含まれ、栄養補給に適しています。

ゲンチアナエキス
リンドウ科の植物ゲンチアナの根や根茎から抽出したエキスです。苦味成分が含まれており、健胃や消化促進に有効です。発毛促進作用、消炎作用、
皮膚を活性化する細胞賦活作用があり、頭髪用化粧品やスキンケア化粧品などに使用されています。

コウジ酸
味噌やしょう油などに使用される麹(こうじ)から作り出される物質です。メラニンの生成を抑える働きがあり、日焼けによるシミやそばかすに対する美白効果があります。厚生労働省により美白有効成分として認められ、多くの化粧品に配合されています。
合成ヒト遺伝子組換オリゴペプチド-1
表皮細胞成長因子のことです。英語略称名はEGF。ヒトが本来持っているタンパク質で、ターンオーバーのサイクルを正常化させる働きがあります。
シミやシワ、たるみ、小ジワへの効果が期待できます。
合成ヒト遺伝子組換オリゴペプチド-2
インスリン様成長因子(IGF-1)と呼ばれ、インスリンとよく似た構造を持つタンパク質です。皮膚や頭皮、筋肉、骨などさまざまな組織の成長・発達のために、細胞の合成をサポートする働きがあります。
合成ヒト遺伝子組換ポリペプチド-1
線維芽細胞成長因子とも呼ばれる細胞シグナル伝達タンパク質で、線維芽細胞の成長と増殖を刺激する成分です。コラーゲンをはじめとする細胞間物質の成分合成に関わっています。シワ防止剤として、クリームやローションなどに配合されています。
合成ヒト遺伝子組換ポリペプチド-2
チオレドキシン活性調整ペプチド。旧成分名称は、ヒトオリゴペプチド-4(TRX)。ヒトの肌にも存在するタンパク質で、肌細胞の活性を調整するうえで重要な役割をはたします。皮膚を保護して、健やかな肌へと導きます。
コエンチームA
さまざまな酵素が体内で働くうえで、その助けとなる「補酵素」と呼ばれる成分のひとつ。コエンザイムAともいいます。脂肪の燃焼を促進する働きがあるほか、脂肪の合成にも関与しています。ボディケア製品などに使用されています。
コハク酸ジエトキシエチル
コハク酸とエチルへキシルアルコールから合成された油性成分です。スキンケア化粧品に含まれる成分を溶かす溶剤として使用されています。肌を柔らかくしてハリとうるおいを与えるエモリエント作用にも優れています。
ゴボウ根エキス
ゴボウの根から抽出したエキスです。保湿作用、発汗作用、血管促進作用があり、化粧水やクリームなどに配合されています。また、フケ・脱毛を予防する効果もあることから、頭髪用化粧品にも使用されています。
コレステロール
哺乳類の組織内に広く存在している有機化合物で、環状アルコールに属します。人体組織を構成する成分で、皮膚分泌物にも含まれています。肌への
浸透性が高く、刺激も少ないため、エモリエント剤や乳化剤として、クリームや養毛剤に使用されています。
コンドロイチン硫酸Na
サメなどの軟骨から得られる成分です。軟骨、骨、腱、血管壁、皮膚などの基質成分で、全身に分布しています。白色~淡黄白色の粉末で、水を含むと弾力のある粘液になります。なめらかな感触を与える保湿剤として、化粧品などに広く用いられています。